junyoのほんだな

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2017-08-01から1ヶ月間の記事一覧

旅をする木

【内容】 広大な大地と海に囲まれ、正確に季節がめぐるアラスカで暮すエスキモーや白人たちの生活を独特の味わい深い文章で描くエッセイ集。1999年刊。(単行本は1995年刊) 著者・星野道夫は発刊の翌年にアラスカで熊に襲われて亡くなった。 その3年後の文…

ビロードの爪 (砧一郎訳)

【内容】 E.S.ガードナー作品のなかでも弁護士ペリー・メイスンが活躍する記念碑的ミステリー第一作がこれ。作者自身が元弁護士として実に的確な法廷描写をしていることで有名。 邦訳としては何人目かの砧(きぬた)一郎訳本で昭和29年刊。定価150円。 【所…

信慈録

【内容】 東京・乗泉寺の御住職でありました碩学・川口日智上人の住職退任記念著作集。平成28年刊。若くに東洋哲学を研鑽された上人ならではの、仏教語の意味の歴史変遷講述は後進の勉強になる。 【評価】ーーーーー (そんなこと出来るわけがないやろ。)

吉本隆明歳時記

【内容】 詩にとって「自然」とは何か。季節の推移によって配列されてきた日本の詩歌集の自然観とはどういうものなのか。感性の根を 確認しつつ思想的主題に踏みこんだ画期的「歳時記」。 これは昭和53年(1978)発行の初版。新版では出版社が変わって表紙…

絵本たんけん隊

【内容】 90年代に行われた連続講演会「椎名誠の絵本たんけん隊」。 誰もが知る昔話や世代を超えて読み継がれてきた絵本とその周辺をシーナさん独自の着想で語った貴重な講演録。すばらしき絵本の世界へようこそ! 【所感】 絵本はこどものためだけではない…

馬になった話

【内容】 ISBNのついていない本。 1998年発行で定価2,000円とある。洋画家であり詩人である平井辰夫さんが終戦直後の幼少期やら近況などを綴った、かざらぬ人柄そのままのエッセー集。 【所感】 わたしは同じ町に住んでいるという以上のお知り合いになったお…

かわいい方言手帖

ふるさとナマリ研究会(編) 河出書房新社2005年刊 【内容】 言いにくいことも方言にすればこんなにかわいい! 全国の方言を「標準語の意味」から検索できる初めての「方言手帖」。「5分でしゃべれる地方弁講座」など、ナマリファン必携の一冊。 【所感】 と…

やせたい人は、今夜もビールを飲みなさい

ほんだなの記念すべき1冊がこの手の本になるとは、われながら呆れる。やせてるわたしには無用の命令形なのだが、日中のあまりの暑さに辟易して本屋に駆け込み、目に飛び込んできたのが「今夜もビールを飲みなさい」の文字。とりわけ「飲みなさい」のフォント…