junyoのほんだな

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2020-11-01から1ヶ月間の記事一覧

エヴァンゲリオン×創作ネーミング辞典 02

2017年発売の愛想のない辞典(一番右の写真。こんなの買う奇特な人間いるかな?)が、2018年にエヴァンゲリオンとコラボしておしゃれなカバー冊子に変身していた。辞典の有用性がかわるわけではないが、所持することで創作者をその気にさせる効果はあるかも…

CATALOGUE of GIFT BOOKS 2020-2021

本屋さんで貰ったカタログ誌。阿刀田高さんが発起人となって、「本を贈る」習慣づくりにと作成されたもよう。34人の著名人がそれぞれ3冊推薦してるのだが、阿刀田さんはトップバッターを秋元康にゆずって二番手に。そして『広辞苑第七版』を推す理由として…

女らしさ(執筆)畑中章宏(『図書』岩波書店定期購読誌2020年11月号/らしさについて考える①)

「らしさ」についての論考トップはやはり、女らしさ。民俗学者らしく柳田國男先生の著述をあげているなかに、昭和17年刊行開始の「女性叢書」に触れて、大平洋戦争下に女性の読者を想定した意欲的シリーズと評している。でも、さらに掘り下げるなら柳田研究…

戦争は女の顔をしていない(著)スヴェトラーナ・アレクシエーヴィチ(訳)三浦みどり

想定をはるかに凌駕。従軍女性というのを看護師や通信士くらいと決めつけていたが、狙撃兵・地雷班・高射砲兵・砲兵師団・ 飛行士・歩兵・・・等に当時10代20代のガールやレディたちが参戦していた事実。その数100万人を超えるソ連人女性とは。それ以外にも…

徹底して戦争と死について書く(執筆)沼野充義(『図書』岩波書店定期購読誌2020年11月号巻頭)

ロシア文学と聞いただけで読書中に固有名詞がこんがらがるイメージを抱いてしまう身としては、ロシア・東欧文学がご専門の先生のことばは尊敬対象そのものとなる? と思って読めばまさにその通り。ベラルーシ(聞いたことあっても、どのあたりか定かで無い)…

夢の舟唄(德永民平詩集)

気になった作品(の一節)。 ********* 涙で涙を癒しながら 老いた者たちが集まって参りました 時雨にぬれて かなしみの衣をまとい 風に吹かれて あなたをおもい 日の過ぎるのも早く ふたたび津田山で 少し早い一回忌に 椎の実を拾って帰りました …