junyoのほんだな

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2018-09-01から1ヶ月間の記事一覧

日本語は哲学する言語である

哲学は西洋のための、西洋だけの、西洋中心の学問じゃあないんだ。日本語だって、立派に哲学できるんだぞう。日本人がそれに気づかないで西洋哲学ばっかり追っかけてどうするんだ。

青の数学(新潮文庫)

数学の天才高校生たちが数学対決を軸に、人生の意味を問う・・・っていうんじゃないが、"数学に挑むのは何のため?"を問い続けていく。数学苦手意識の強いひとは読み徹すのが苦痛かもしれん。 それにしても登場人物の名前がだれもかれも個性的。 栢山くん。京…

こうしてイギリスから熊がいなくなりました

淡々としてるのに、ちょっぴりどきどきして、あとからじわっとなにかがこみあげてくる奇妙な寓話の数々。ああ、出会えたことに幸せをおぼえる。野生熊が絶滅したイギリスでは何がそうさせたのか。そんな重たいテーマをおとぎ話に仕立てた作者の空想力と、(…

ことばでたどる日本の歴史

この40年、日本史が次々と書き換えられている。文字資料の発見、あたらしい読み・推理・解読。一見ことばへのオタク的偏愛にしか見えないのだが、既成の歴史をひっくりかえす醍醐味があると知ったら、"いいかも"と思う。 著者は鳥瞰図ならぬ「虫」瞰で読み解…

これから食えなくなる魚 (幻冬舎新書)

本書(2007年の本)で問題視されている、魚に含まれるダイオキシン類蓄積実態の危険性が今(2018)どうなってるのか気になって調べてみた。2007年、水産庁は国産・輸入の違いや天然・養殖の違いを調査し統計発表してるのに、今や日本近海の国産魚ばっかり調…

わけあって絶滅しました。 世界一おもしろい絶滅したいきもの図鑑

シリアスなメッセージがさりげなくちりばめられていて佳い。(人類のエゴで絶滅させた場合の深刻さは自然の摂理をこえているのだ。)

東大教授がおしえる やばい日本史

この手の本を、義務教育の教科書とはいわないまでも副読本に採用すればいいのに。 徳川家康は264年つづく幕府を開いたスゴイ人。 徳川家康は戦でびびってうんこをもらすヤバイ人。 既成の日本史の価値観をくつがえす魅力が満載。

社会は変えられる 世界が憧れる日本へ

現役官僚として内閣官房にいる著者の、力強い提言の書、であるまえに、行政府のリアルな矛盾を体験にもとづいて描き出したノンフィクションとして一読の要あり。東日本大震災が発生した際の福島県被災者支援をめぐる、お役所仕事の限界・越権騒ぎ・苦肉の策…

火と灰―アマチュア政治家の成功と失敗

著者マイケル・イグナティエフはカナダの首相経験もある政治学者兼ジャーナリスト。自身の体験が基底にあるうえに、古今の名著のことばを巧に引用していて、読み物として面白い。 さいごに掲げられた、著者の期待を日本のわたしも期待したい。 「私よりもず…

鳩摩羅什 法華経の来た道

平成22年に急逝した立松和平の遺作を、子息横松心平が引き継いで完成させた伝記風小説だ。 息子のペンネーム力に頷いて、よむことに。 今から1600年以上昔の偉人の片鱗を感じることができる。(わたしは、現代の描写部分の宗教くささは目をつぶって読んだ…

和本入門 千年生きる書物の世界

本の題名がいくつもあって当然の書物。それが和本の世界。(この本を何度読んだかわからない。)特殊用語はちっとも記憶に定着しないが、毎回和装本の魅力を再確認できて、いつもわくわくする。1,000年生きる和本を1,000年活かす人(すなわち和人?)になり…

影の日本史にせまる:西行から芭蕉へ

影の日本史。凡人の好奇心をくすぐるテーマだが、所詮、学問的とはいえないしろものだね。だから好き放題いえる。(学者先生達はうらやましいかも)。。。あえて堅物的なものいいをしておくと、人間心理をあんまりきれいに割り切りすぎると影が影らしくない…

魂に季語をまとった日本人

あぶないおっさんである。だが俳句ジャーナリストの彼の毒は正真だし、勉強になるし、なにより面白いから許せる。かれの云く、「俳人を馬鹿にしてもいいが、俳句を馬鹿にするな」。名言だなあ。 歳時記編集の話題もすてがたい。特に、"欠陥歳時記だ、金返せ"…

句集『猫の句も借りたい』

表紙デザインにほれぼれ。猫のオブジェは俳人キム・チャンヒの制作・撮影だって。

夏井いつきの世界一わかりやすい俳句の授業

世界一と宣言してしまっても嫌みが無くていい。内容はどうってことないから、要は夏井いつきが好きか嫌いか、それと定価1,512円を安いと思うかどうかが鍵。(わたしは立ち読みの、斜め読み派。)

子規は何を葬ったのか―空白の俳句史百年

子規によって月並み俳句と断じられた、幕末期100年の空白はほんとうにどうしようもない句作ばっかりだったのか。著者の探究心に火を付けたのは、1冊の古書『近代俳句のあけぼの』(市川一男著)との出会いだった。わたしは、その出会いにこそ感動するなあ。…