原題を直訳すると『ベローナ、あるいは戦争への傾き』。このベローナっていう女神こそが重要なのであった。わたしらがよく知る軍神マルスは男として戦勝の武勇面を表象し、その陰にいるベローナは血肉が飛び散る凄惨な側面を司るという。つまり本書は、戦争…
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