junyoのほんだな

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よこまち余話

今日も木内昇の時代小説。といっても時代がさだかでない。

明治? 昭和初期? 

異界に通じて不思議なものが垣間見える長屋を舞台にした小篇がいっぱい。

少年が体験したふしぎな話を、老婆はこともなげに

「そういうこともあるかもしれないねぇ。春ってのは、時間も場所も、境が混じり合うからね」という。

そんな感じで淡淡と時が流れてゆく。いいねえ。