2018-03-16 ル・クレジオ、映画を語る ノーベル賞作家 ジャン=マリ・ギュスターヴ・ル・クレジオが映画への愛を語るとき、そこには芸術家としてのかれのまなざし・信念・思い入れ・探究心が映し出されている。 圧巻は盲人のための映画発明を夢見る件(くだり)。 それにしてもヨーロッパの映画がずらりと(たぶんほとんどそうだと思う)登場するのに、ちっとも知らないわたしは映画を語る資格がないなと哀しくなる。 『水をかけられた撒水人』 『オイディプス王』 『ロイドの化物退治』 『裁かるるジャンヌ』 『極北のナヌーク』 『バルタザールどこへ行く』 『親切なクムジャさん』 これらはほんの一部だが、タイトルすら聞いた記憶が無いとは。