たまたま遭遇した俳人の一句に衝撃をうけ、即座に句集をネット購入したのがこれ。
帯にある詩人清水哲男の評があまりにみごとだから、全文掲載。
三宅やよいは言葉を織り出す名手だ。直球で待つとカーブ。カーブと思うと直球。今度こそカーブだと待つと、カーブ。が、予想を超えて鋭く曲がり落ちる。この変幻自在な言葉たちを、あなたは真芯でとらえることができるか。
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わたしのお気に入りのなかの数句。
女子社員脂肪燃焼花曇
気に食わぬ口紅ならべチューリップ
たんぽぽと犬の足りないフジテレビ
がんばってカミキリムシの顔になる