junyoのほんだな

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時里二郎詩集「名井島」

小説の断章をくみあわせたような、ふしぎな詩世界。瀬戸内にあったであろう設定の、ほんとは「無い島」なんだろう。実在の有無はどうでもいい。折口信夫さんの歌の一部を引いているとわざわざ断り書きされてあるのが、気になって仕方ない。古典のにおいを想像してほしかったのだろうか。あれこれ空想ふくらませてもらいました。