色盲、色弱と呼ばれていた色覚異常の検査は現在の義務教育では必須検査でないらしい。
日本人医師石原忍先生が大正6年にあみだした検査表は更新をかさね続け、世界中で使用されているという。
今年出版された本書は眼科医らに活用されるようだが、はてさて小学校の先生あたりはどの程度、色覚異常の児がいるかも、と思って教えているのだろう。もっと根本的なことをいえば、学校教科書・参考書の類は色覚異常児に配慮した色遣いとか、別版とかがあるんだろうか?
その昔、弱視児のためのボランティアに参加した経験をもつ身としては、現今の認知度が心配。