死友と呼ぼうか。死神の類ではなく、まるで格別親しくもない友のように、そばに死がゐる青春。どの詩にもそんな空気が漂っている。かれ(堀田善衛)の生きた時代の戦禍を明示した作品はほとんどなく、なにげない日常風景のなかに"ゐる"感じ。 「暁はまだ遠い…
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