ゆう(左からみると絵本)夕(右から読むと詩集)[谷川俊太郎+吉村和敏]
なかなか斬新で奥付の所在がわからなかった。絵本側からすると36~37頁、詩の側から読むと28~29頁にある(刊行は2004年。)夕刻以降のすばらしい写真の数々。絵本は全面写真にかな文字だけを重ねて、詩は写真と距離を置いてのレイアウト。
唯一の残念は、詩集表紙にバーコードがあること。どっちかに付けないとすれば、子供向けデザインを優先したのだろう。(カヴァー外せば表裏なしの深紅無地なんだけど。)
でも詩の内容と表記は全くこどもを考慮してないから、小学生でも大人の詩世界に惹かれるだろうな。以下抜粋。。。
世界は不在の中のひとつの小さな星ではないか
夕暮……
世界は所在なげに佇んでいる
まるで自らを恥じているとでもいうように